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 「釜の春さん」こと中尾春男さん(64)=大阪市浪速区=は4年前、大阪市議選に立候補した。重度障害者として車いすに乗りながら「寝たきりの大革命」を掲げた。結果は落選。今夏の参院選で重い障害のある国会議員が誕生したことに何を思うのだろうか。

 中尾さんは話せない。ヘルパーの大石さよ子さん(59)とパートナーの大西洋子さん(69)による「通訳」で、「れいわ新選組」2人の当選を語る。

 「ないがしろにされてきた障害者が表に出ることができた。歴史を変える画期的な意味がある」

 中尾さんは阿倍野区生まれ。中学には1週間通ったのみで教護院へ。子どものころからなじんでいた隣の西成区・釜ケ崎で早くから日雇い労働者として生きてきた。1992年に「釜ケ崎高齢日雇い労働者の仕事と生活を勝ちとる会」を結成。炊き出しを三角公園で週2回続けている。

 「始めたとき、『一緒に生きた…

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