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 埼玉県は11日、県北部の本庄市の養豚場で家畜伝染病「豚コレラ」に感染した豚が確認された、と発表した。県内では県西部の秩父市で9月13日に関東で初めて感染が確認されて以降、3例目。

 関東では同県以外に豚コレラが発生した養豚場はないが、本庄市は豚の大生産地の群馬県と利根川を挟んだ県境にあり、過去2例から北へ約20キロ飛び火したかっこうだ。

 埼玉県は11日中にも殺処分を行いたいとしているが、台風19号が接近していることから14日以降にずれ込む見込みという。殺処分の対象はこの養豚場の豚224頭に加えて、経営者が同じで豚や作業員の移動がある約10キロ離れた同県神川町の養豚場の豚と合わせた計2084頭。

 埼玉県によると、10日、本庄市の養豚場で豚2頭の死亡が確認されたため立ち入り調査を行い、11日に感染が確認された。この養豚場は群馬県藤岡市で感染が確認された野生イノシシが発見された場所から10キロ圏内にあり、埼玉県が豚の異常について毎日報告を求める監視対象の養豚場だった。

 埼玉県の大野元裕知事と群馬県の山本一太知事は10日、豚コレラ問題でテレビ会議を開き、これ以上の拡大を防ぐため、ワクチン接種などの対策を取ることを話し合ったばかりだった。