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 国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の補助金全額不交付問題について、安倍晋三首相は11日の衆院予算委員会で「文化庁が判断した後、報告があった」と述べ、自らが判断に関わったことを否定した。

 国民民主党の岡本充功氏の質問に答えた。岡本氏は、愛知県が運営に不可欠な事実を伝えずに補助金申請したことを不適当として不交付にした文化庁の判断を「恣意(しい)的だ」と指摘。首相が不交付決定の経緯を事前に知っていたか聞いた。首相は「それぞれの所管官庁で法令や予算の趣旨にのっとって、適正に実施されるべきもの。文化庁で判断したと承知をしている」と従来の答弁を繰り返した。

 岡本氏は不交付決定の再考を求めたが、首相は、申請に不備があるとした萩生田光一文部科学相の答弁を引き合いに、「萩生田大臣の答弁が内閣の考え方」と述べるにとどめた。