気象庁は11日、記者会見を開き、台風19号の規模やルートが似ているとして、1958年9月に首都圏や静岡地方に甚大な被害をもたらした「狩野(かの)川台風」に匹敵すると発表した。
狩野川台風は、1958年9月26日、静岡県・伊豆半島をかすめ、翌27日未明神奈川県三浦半島に上陸し、東京を通過した。日本列島への接近時には一時、中心気圧877ヘクトパスカルを観測し、戦後最低を記録。日降水量は東京で371・9ミリ、横浜でも287・2ミリを記録し、現在も観測史上1位となっている。
東海地方と関東地方で大雨と…