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 大型で非常に強い台風19号が接近している影響を受け、JR東日本は11日、「12日昼ごろから北陸新幹線の長野―東京間の運転を取りやめる」と発表した。県内を運行する在来線の運転も、午前中から順次見合わせる。

 11日昼過ぎ、JR長野駅では、新幹線の切符の払い戻しをする人たちの長い行列ができた。娘と並んでいたスコットランドの男性旅行者は、13日に横浜市で行われるラグビー・ワールドカップのスコットランド―日本戦を見るために12日の長野発東京行きの新幹線の切符を買っていたが、払い戻して11日の列車に乗ることにしたという。「試合が開かれるかもまだわからないけど、とにかく行ってみるしかない」

 JR東日本によると、中央線、篠ノ井線、大糸線、小海線、飯山線の各線の快速を含む普通列車は、12日午前10時ごろから順次運転を見合わせ、正午ごろ以降、終日運休する。中央線の「特急あずさ」は始発から運休する。

 しなの鉄道も、12日昼前から順次、全線で運転を見合わせる。松本空港は、12日に発着する全6便を運休することを発表した。

 長野市松代町で12、13日に予定されていた64回目の「松代藩真田十万石まつり」の実行委員会は、12日の中止を決めた。メイン行事である13日の甲冑(かっちゅう)や着物を身にまとった約300人の「行列」は実施予定だが、天候状況などによっては変更の可能性もあるとしている。

 県庁では11日午後、台風接近に備える対策本部を設置。県のホームページには県民向けの情報ページを設けた。竹内善彦・県危機管理部長は「避難態勢の確認、停電や断水への備えなどをしてほしい」と呼び掛けた。(大野択生、北沢祐生)