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 旅人が訪れることで自然破壊が進んだり、地域コミュニティーが成り立たなくなったりしないように、「サステイナブル・ツーリズム(持続可能な観光)」という考え方に基づいた旅行プランを、提案する地域が出てきた。国連の関係機関も「責任ある旅行者になろう」と呼びかけている。

 まるで鏡のように、水面に木々が映る御射鹿池(みしゃかいけ)(長野県茅野市)。東山魁夷の名画「緑響く」のモチーフになったとされるこの池から流れ出た水を、地元のガイド関誠さん(70)がコップですくい、pH(水素イオン濃度指数)を測った。「3・7。水田にはpH5~6が最適。この水が流れる先を見に行きます」

 9月下旬、関さんが案内したのは、昨年から開かれているバスツアーの参加者20人。ツアーでは池の水が下流で別の沢と合流してpHが上がり、ふもとの笹原地区で農業用に利用される様子を2時間かけて見て回った。

 地元の人たちは1933年にこの池をつくり、土手の整備などを続けてきた。八ケ岳山麓(さんろく)の強酸性で冷たい沢の水を、この池で温め、農業に使う。そんな営みによって、景観は維持されてきた。

 その一方で、10年以上前、シ…

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