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 国が来春の完成を目指す八ツ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)で試験貯水を始めて10日余り。かつてのJR吾妻線の橋が水没し始め、脇にあった旧国道145号の橋などの跡はすでに見えない。渓谷の記憶は水底に沈もうとしている。

 「もうここまでたまったのか」。ダム本体近くの川原湯地区で林業を営む美才治章さん(72)は11日、旧JR吾妻線の橋の様子に驚いた。数日前まで橋はくっきりと見えていた。かつて橋のそばには美才治さんの作業場があった。

 最盛期は20軒以上の温泉旅館が細い坂道に並んだ昔の川原湯温泉街は、客のげたが鳴らすカラコロという音が響いてにぎわった。消える風景に、「つい昔のことを思い出してしまうよね」と美才治さん。

 土産物店「お福」を営む樋田ふ…

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