人類初の宇宙遊泳や、冷戦下で米国とソ連の宇宙船が初めてドッキングした1975年「ソユーズ・アポロ計画」のソ連側船長として知られるアレクセイ・レオーノフさんが11日、モスクワの病院で死去した。85歳だった。ロシア・メディアが一斉に伝えた。

 ソ連時代の1934年、現在のロシア西シベリア・ケメロボ州で生まれた。65年3月、自身にとって初の宇宙飛行で世界で初めて船外に出て宇宙遊泳した。また、75年7月にソ連のソユーズ19号と米国のアポロ18号が宇宙空間で合体した際には、トーマス・スタフォード船長ら米国側の宇宙飛行士らと歴史的な握手を交わした。

 画家としても知られ、宇宙を描いた2作がモスクワのトレチャコフ美術館に所蔵されている。

 冷戦時代の84年には朝日新聞の連載インタビュー「ソ連人の米国観」に登場し、「宇宙レベルで可能だった協力が、地上でできないはずはありません」などと語った。今年5月の誕生日前には、国際宇宙ステーションのロシア人飛行士らが「レオーノフ・ナンバー1」などと書かれた宇宙服を着て、船外でレオーノフ氏の写真を掲げた。(モスクワ=喜田尚)