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 台風19号の接近に伴って東海道新幹線は12日、大規模な計画運休を実施し、名古屋―新大阪間で午前6時台に出発する上下線計6本を除いて全て運転を取りやめた。東京―名古屋間は始発から運休した。

 早朝のJR新大阪駅では改札前に「本日は、東京へ行くことができません」と書かれた掲示板が置かれた。

 駅構内では「上り方面は6時23分発名古屋行き、のぞみ100号が最終列車となります」とのアナウンスが繰り返し流れた。

 出張先の中国・上海から帰国した愛知県在住の会社員横田宏さん(58)は、11日夜の中部国際空港行きの便が欠航したため、急きょ広島空港行きの便に変更した。昨夜の終電で新大阪駅に着き、近くのホテルに泊まったという。

 「予想より台風の影響が出るのが早かった。なんとか自宅に帰れそうです」と胸をなで下ろしていた。

 東京の大学に留学している中国・福建省出身の林悦さん(22)は、名古屋行きの最終列車に乗り込んだ。大阪には旅行で訪れていたという。12日は名古屋のホテルに滞在するが、「明日の新幹線がいつ再開されるか分からない。いつ東京に戻れるのか」と不安げに話した。

 JR東海によると、13日の東海道新幹線は台風通過後に鉄道関連設備の安全確認が終わり次第、運行を再開するという。広報担当者は「台風の予想通過時間を見る限り、始発からの再開は難しいかもしれない」と話した。(古田寛也)