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 神奈川県は、相模原市緑区の城山ダムの貯水量が急激に増えているとして、ダムの安全を確保するために12日午後5時から緊急放流を始めると発表、その後見合わせた。当初の想定よりもダムに流入する雨量が少なく、当面、貯水量に余裕があると判断した。放流を開始する場合は、1時間前をめどに発表する見込みという。

 ダムからの水が流れ込む相模川の水位が急上昇し、大規模な水害が発生する恐れがある。県は「命を守る行動をとってください」と呼びかけている。緊急放流は、1965年に同ダムが完成して以来、初めてという。県の担当者は「過去に例がない。厳戒態勢で臨んでいる」としている。

 2018年の西日本豪雨では、愛媛県のダムで緊急放流が行われ、下流で河川氾濫が起きている。