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 トランプ米大統領をめぐる「ウクライナ疑惑」で、トランプ氏の顧問弁護士のジュリアーニ元ニューヨーク市長の行動が注目を集めている。11日には、今春に解任された前駐ウクライナ大使が米下院の委員会で「ジュリアーニ氏から攻撃を受けていた」と証言。一方、米検察当局はウクライナでのジュリアーニ氏の協力者だった2人の男を選挙資金法違反の罪で起訴。米メディアによると、ジュリアーニ氏も捜査対象になっている。

 疑惑の中心となっているのは、トランプ氏が今年7月にウクライナのゼレンスキー大統領との電話会談で、政敵のバイデン前副大統領のスキャンダルを調べるよう、圧力をかけたとされることだ。ジュリアーニ氏は会談の前からウクライナでバイデン氏について調べており、トランプ氏も電話会談でジュリアーニ氏の名前を挙げ、ゼレンスキー氏に協力するよう求めた。

 疑惑に関連し、トランプ氏の弾劾(だんがい)調査を進めている米下院は11日、電話会談に先立って解任された、ヨバノビッチ前駐ウクライナ大使の証言を非公開で聴いた。米メディアが公表した陳述書によると、ヨバノビッチ氏は2020年までの任期と言われていたが、4月下旬に「次の飛行機に乗れ」と突然の帰国命令が出て、上司から「何も悪いことをしていないが、大統領の信頼を失った」などと説明を受けたという。

 ヨバノビッチ氏は陳述書で、ジュリアーニ氏から攻撃を受けている理由は「分からない」としつつ、「ウクライナでの汚職撲滅の方針が、ジュリアーニ氏の協力者とされる人たちの欲望の妨げになっていた可能性がある」と主張。「根拠なく解任させられた」とトランプ政権を批判した。

 一方、ニューヨーク南部連邦地…

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