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 秋季近畿地区高校野球大会大阪府予選の決勝が13日、大阪市此花区の大阪シティ信用金庫スタジアムであり、大阪桐蔭が履正社を延長十回、9―6で破って2年ぶり8度目の優勝を決めた。3位決定戦は、14安打を放つ猛攻を見せた初芝立命館が制した。大阪桐蔭、履正社、初芝立命館の上位3校は、19日から奈良県橿原市の佐藤薬品スタジアムで始まる近畿大会に出場する。

粘り勝ち、大きな財産に

 昨秋と同じカードとなった決勝を制したのは、昨夏ぶりの大阪の頂点を目指した大阪桐蔭だった。持ち前の粘り強さが光り、西谷浩一監督も試合後、「追いつかれた次の回に粘り勝てたことは、新チームの大きな財産になった」と語った。

 試合が動いたのは五回。前チームから中軸を担う西野力矢君(2年)が適時二塁打を放ち先制。続く4番の仲三河優太君(同)がインコースの変化球を振り抜くと、球は右翼手の頭上を大きく越えてスタンドへ。3点を追加する一本で、存在感を見せつけた。

 仲三河君は今夏もメンバー入り。しかし、前チームは秋、春、夏のいずれの大会でも大阪の頂点に立つことができなかった。「やはり、まずは大阪優勝が目標だった。それを達成できてよかった」と仲三河君は笑顔を見せた。

 九回は4連打で同点に追いつかれ、なおも無死と苦しい展開に。だが、投手の竹中勇登君(1年)がキレのあるスライダーと直球で2連続三振と踏ん張って逆転負けを阻止。最終回に敵失などで得た点差を死守し、勝ちきった。

 主将の薮井駿之裕君(2年)は「大阪桐蔭らしい粘り強さがチームに出てきた。近畿でもさらに実力をつけて戦いたい」と話した。(山田健悟)