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 赤ちゃんの健やかな成長を願う奉納花相撲が13日、和歌山県海南市下津町市坪の山路王子神社であった。土俵上で赤ちゃんが泣くことから「泣き相撲」とも呼ばれる。県内外から、生後4カ月から3歳の子どもたち約140人が参加した。

 江戸時代に始まったとされ、約400年行われている伝統行事。県の無形民俗文化財に指定されている。赤ちゃん2人が大人に抱えられ土俵に上がり、仲良く1勝1敗になるよう、それぞれ一度ずつ背中を土につけられる。土がつくと病気にかからないという言い伝えもある。

 兵庫県姫路市から来た鶴田紘司さん(31)は実家が神社の近くにあり、約30年前に土俵に上がった。この日は長男の絃人(いと)くん(4カ月)が元気に泣き声を上げた。紘司さんは「自分は、一度も入院せず健康に過ごしてきた。同じように病気やけがなく育ってくれたら」と願っていた。(藤野隆晃)