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 東京都あきる野市を横切る多摩川最大の支流、秋川でも氾濫(はんらん)被害が発生した。同市山田では堤防が約100メートルにわたって決壊。河川沿いの道路も寸断された。

 付近の集落では13日朝から、住民らがスコップなどで屋内に流れ込んだ泥をかき出していた。木崎節子さん(52)は「水が階段の2段目まで押し寄せ、家財道具がダメに。配管工の夫の仕事道具や材料も流され、今後どうしたらいいのか」と頭を抱えた。

 地区の防災リーダーを務める岩久司さん(72)は12日、地区内の住居を一軒一軒訪ね避難を呼び掛けて回ったという。「長年この場所に住んでいるがこんな大規模な氾濫は初めて。人的被害が出なかったことだけが救い」と話していた。