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 土砂崩れも各地で起きた。

 群馬県富岡市内匠(たくみ)では2棟が全壊した。8人が救助されたが、県警によると、このうち50~70代とみられる男女3人の死亡が確認された。

 会社員荻原健佑さん(18)は12日午後4時半ごろ、雨に備えて側溝を掃除していると、「ゴー」という地鳴りが聞こえた。約30メートル離れた木造平屋の隣家が土砂で押し流された。その5分後には、自宅に土砂が押し寄せ、居間や寝室の窓ガラスが粉々に割れた。「怖かった」

 福島県二本松市百目木(どうめき)でも住宅の裏山が崩れた。この家に住む三浦みき子さん(67)と、弟の照美さん(60)が行方不明になった。自衛隊と消防の約60人が捜索し、13日午後に男女2人の遺体を見つけた。

 近所の人によると、2人は12日夜、裏山の様子を見に行き、連絡が取れなくなったという。「みき子さんはとてもまめな人。手をかけた山だから、気になって見に行ったのではないか」と話した。(山崎輝史、森岡航平、深津弘)