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 客が過度のクレームを付け、従業員を心身ともに追い詰める「カスタマーハラスメント」(カスハラ)が、福祉現場でも問題になっている。高齢者施設の入所者による職員への暴行・傷害事件に発展した事例もあり、労働組合や厚生労働省が実態調査に乗り出している。

〈カスタマーハラスメント) 取引先や顧客からの著しい迷惑行為。「仕事だから仕方ない」と泣き寝入りする従業員が多く、相手先と波風を立てたくない雇用主の事情もあって被害は表面化しにくかった。最近はSNSの浸透もあり、小売業やサービス業での被害が明らかになりつつある。

 福岡市西区の老人ホーム。女性職員(40)は木製のいすを指さして言った。「とっさに身を守ったんですが」。左腕には長さ約20センチのあざがあった。

 9月中旬、入所者が一時エレベーターに閉じ込められ、開いた後は動かなくなった。復旧は午後9時半ごろ。時刻が遅かったため、貼り紙で知らせた。

 翌朝。「なぜ放送しなかった!」。

 職員がエレベーター前に駆けつけると、入所者の男(85)が、復旧について放送で知らせなかったことに不満を爆発させていた。

 男は別の職員にも詰め寄り、職…

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