【動画】台風19号で氾濫した長野県の千曲川流域=14日、堀英二撮影
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 各地に大雨被害をもたらした台風19号で、14日昼までの朝日新聞の集計では、少なくとも34人が死亡、15人が行方不明となっている。東日本では14日夜にかけて雨と予想されている地域もあり、気象庁は土砂災害や河川の増水に警戒を呼びかけている。

 この台風の影響による死亡が新たに確認されたのは、岩手県で1人、宮城県で2人、福島県で2人の計5人。前日までの被害と合わせると宮城県で8人、福島県で7人が亡くなったほか、栃木県や神奈川県、群馬県でそれぞれ4人が死亡。岩手県と埼玉県でも2人、茨城県、千葉県、長野県では各1人ずつの死亡が確認されている。行方不明者は6県で15人となった。

 総務省消防庁によると、14日午前7時時点の避難者は17都県の約3万8千人。茨城県が約1万人、福島県が約9千人、長野県が約7千人となっている。

 土砂災害による集落などの孤立も確認されている。群馬県では嬬恋村、神流町、南牧村の一部で土砂崩れにより道路が寸断され、集落やホテルが孤立した。岩手県でも宮古市の障害者施設が道路の寸断で教員や生徒計16人が取り残されたほか、釜石市の一部で住民ら300人以上が孤立し、断水状態となっている。

 被災地となった東日本では雨となっている地域が多い。気象庁によると、千曲川の堤防が決壊した長野県では14日正午現在で広い範囲で雨が降り、北部で大雨・洪水警報、中部でも洪水警報を発表している。14日正午からの24時間降水量は、多いところで北部40ミリ、中部と南部で30ミリの見込み。関東地方では14日夜にかけて雨になる地域が多く、東北南部でも天気が崩れそうだ。