[PR]

 台風19号で決壊した越辺(おっぺ)川の堤防近くにある「ケアハウス主(ぬし)の園」(埼玉県川越市下小坂)では14日、浸水のため孤立していた高齢者ら約80人が新たにボートで救助され、約2キロ離れた小学校に避難した。

 この施設は13日に約120人が救助された特別養護老人ホーム「川越キングス・ガーデン」に隣接し、同じ社会福祉法人が運営する。法人によると、川越キングス・ガーデンと比べて浸水被害が軽く入居者の要介護度も低いため、自力避難を念頭に水が引くのを待っていたという。

 消防などによると、「主の園」は13日未明に1階が床上浸水し、職員らが入居者を2階の集会所などに一時避難させていた。14日になって施設内の水は引いたものの、建物周辺の道路は冠水したまま。トイレも使えない状態が続いていたことなどから、自力での避難をあきらめて正午ごろに救助を要請したという。

 入居者約80人は消防のボートで救助され、午後2時ごろまでに西に2キロ余り離れた川越市立広谷小学校の体育館に避難した後、それぞれ親戚の家などに移動した。施設1階に住んでいた大渕宏一さん(77)も別の老人施設に移ることになったが、「この先の生活がどうなるのか不安です」と話す。大渕さんの部屋は13日朝ごろ床上80センチほど浸水。救出されるまでは非常食でしのいだという。

 一方、同市小堤の市立名細中学…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら