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 20日に名古屋市である第67回全日本吹奏楽コンクール(全日本吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)高校の部に、北陸代表として小松市立高校が初出場する。力を入れてきた自由曲「ブリュッセル・レクイエム」の始まりには、打楽器「クロテイル」の澄んだ音色が響く。楽器は、5年前に亡くなった元部員村井志帆さんの家族が贈ったものだ。

 村井さんは小学4年でトロンボーンを始め、中学と小松市立高の吹奏楽部ではトランペットを担当した。2014年、高校3年の時は北陸大会に出場。金賞に輝いたが、全国大会出場はかなわず、後輩に夢を託して引退した。

 その秋、10月28日の朝。村井さんは「いってきます」といつも通りに自転車で家を出て、通学中に交通事故に遭った。翌日、病院で息をひきとった。

 母親の智恵子さん(50)は「…

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