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 岐阜市の長良川鵜飼(うかい)が15日、シーズンの終わりを告げる「鵜飼じまい」を迎えた。最終日は、観覧船41隻に約1千人が乗船。かがり火が水面を照らす中、鵜匠(うしょう)の巧みな手綱さばきを堪能した。

 今季の観覧船の乗客数は9万1178人。西日本豪雨などの影響を受けた昨年より約1万5千人増えたが、10万人を下回るのは昨年に続き2度目。今年も気象災害の影響を受け、お盆に西日本を直撃した台風10号の際には、係留されていた観覧船4隻が流され、うち1隻は約80キロ下流の伊勢湾で見つかった。シーズンを通して、10日間が中止となり、特に集客が見込める夏季や週末の中止が目立った。

 この日、20人の知人と訪れた岐阜市の関ナオト君(4)は「お魚が見られて良かった。アユのお弁当がおいしかった」。今回で2回目の乗船となった岐阜市の箕浦立子さん(71)は「鵜(う)がアユをとっているのを近くで見られて感動した」と話した。

 岐阜市鵜飼観覧船事務所の林素生所長は「昨年に続き、災害対策が今後の大きな課題となった。来年は大河ドラマもあるので、より多くの方に乗船してもらえるよう模索したい」と話した。(松山紫乃)