首相、ホームレス拒否問題で「全ての被災者受け入れて」
東京都台東区が台風19号で自主避難所を訪れたホームレスの男性2人の受け入れを断ったことについて、安倍晋三首相は15日午前の参院予算委員会で、「避難所は被災者の生命、身体等を保護するために設置されたもの。各避難所においては避難した全ての被災者を適切に受け入れることが望ましい」と答弁した。台東区に事実関係を確認し、対応する考えを示した。
加藤勝信厚生労働相も同日の閣議後記者会見で、避難所の所管は内閣府だとした上で「厚労省としては、被害に遭われた全ての方をこぼすことのないよう、しっかり対応するという姿勢で取り組んでいきたい」と述べた。
台東区によると、自主避難所の受付時にホームレスの男性から「住所がない」と言われ、「区民対象ですので入れません」と断ったとしている。
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