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 国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の企画展「表現の不自由展・その後」を巡って、河村たかし名古屋市長は15日、芸術祭開催費用の市負担分を支払うかどうかを判断するため、市として検証委員会を設置する考えを示した。

 愛知県や市などからなる芸術祭実行委員会の会長代行を務める河村氏は「なぜ(芸術監督の)津田大介氏が選ばれて、どういうプロセスでああいう展示がされたのか。だまされたのではないか」などと主張。意図的に展示内容を伝えなかった事態はないかなどを検証し、結果次第では、今年度の負担金約1億7千万円のうち未払い分約3千万円の不払いや、すでに支払った約1億4千万円の返還を求める姿勢を示した。

 河村氏は不自由展について、「天皇陛下の肖像をバーナーで燃やして足で踏んづけることを市民が応援したことになる」などと内容を批判し、再開に反対していた。また、実行委の意思決定機関である運営会議の開催を求めたにもかかわらず、県が市への相談がないまま検証委員会を設置したことも「暴力的に決めた」と主張している。