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 指定暴力団工藤会(北九州市)の「上納金」をめぐる脱税事件で、所得税法違反の罪に問われた工藤会トップで総裁の野村悟被告(72)の控訴審初公判が15日、福岡高裁(野島秀夫裁判長)であった。弁護側は無罪を主張し、検察側は控訴棄却を求め、即日結審した。判決は来年2月4日。

 一審・福岡地裁判決によると、野村被告は2010~14年、工藤会の「金庫番」とされる山中政吉被告(68)と共謀。建設業者らから集めた上納金のうち、約8億1千万円を個人の所得にしながら別人の口座に隠し、約3億2千万円を脱税した。弁護側は無罪を主張したが、地裁は昨年7月、野村被告に懲役3年、罰金8千万円、山中被告に懲役2年6カ月を言い渡した。

 だが、両被告は判決を不服として控訴。「証拠の判断や推論に事実誤認がある」とする控訴趣意書を提出した。15日の公判では証拠調べも請求したが、野島裁判長は却下した。

 野村被告はノーネクタイの白いワイシャツ、灰色のスーツ姿で入廷。公判中は補聴器を耳につけて話を聞き、公判後は傍聴席にも目を向け、野島裁判長に一礼して法廷を後にした。

 野村被告については、工藤会が関与したとされる四つの市民襲撃事件の初公判が23日に福岡地裁で予定されている。

上納金、トップの取り分は

 工藤会は、どのように金を集めていたのか。

 一審・福岡地裁判決によると、…

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