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 台風19号の影響で、被害のあった地域では、復旧の見通しが立たないままだ。東京都西部では集落の孤立状態が続き、冠水した多摩川周辺を中心に建物被害も判明。通学路の被災で八王子市の小学校は休校となった。

 日の出町の大久野(おおぐの)地区の一部は12日夜、多摩川支流の増水によって川沿いの都道が約50メートルにわたって崩落し、通行不能となった。上流に住む124世帯、約200人が今も孤立している。

 崩落現場から約1キロ上流にある特別養護老人ホーム「藤香苑」。50歳代~100歳代の102人が暮らすが、下水道が止まったままだという。15日午後には保健所職員らが出入りしていた。

 同施設の石川圭太施設長(36)によれば、入居者や家族から「大丈夫ですか」と不安の声が上がり、自宅が被災した職員も少なくない。「入居者に不安を与えないよう全力を尽くしている」と話す一方、「精神的にまいっている職員もいる。道路復旧のめどさえ立ってくれれば」と話した。

 寸断された都道は、商店が集まる町中心部と地区をつなぐ唯一の道路。孤立した住民は崩壊現場脇の民家や畑を歩いて通わざるを得ず、不便を強いられている。小峰一宏さん(58)は15日、片道40分ほど歩いて風呂に使う灯油を買いに行った。帰り道は18リットルの灯油タンク2ケースを運んだ。「これを道路が寸断されている間、続けるのはつらい」

 奥多摩町の日原(にっぱら)地区でも、町中心部につながる唯一の都道が崩落。48世帯82人が孤立状態だ。地区にたどり着くには、崩落現場の近くにある山道を数十分歩いて迂回(うかい)する必要がある。

 ただ、復旧作業は難航するとみられ、車が通行できる時期の見通しは立っていないという。町の担当者は「地区は山あいにある集落で、高齢の方も多い。車が使えないというのは死活問題」と話す。

 住宅街が冠水した多摩川周辺を…

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