グラウンド水没・アリーナ浸水 台風被害、スポーツ界も
記録的な大雨をもたらした台風19号の影響は、スポーツ界にも及んだ。競技場や練習場が各地で水没し、対応に追われている。
バスケットボールのB1川崎がホームとしている「川崎市とどろきアリーナ」は浸水のため、15日まで臨時休館。試合をするメインのアリーナも水につかり、床板が変形した。16日の川崎―富山戦は仮設のコートを設置して行う。
サッカーのJ1湘南が練習場として使う「馬入サッカー場」(神奈川県平塚市)は、すぐそばを流れる相模川の氾濫(はんらん)で水没し、15日現在、復旧のめどが立っていない。管理する馬入ふれあい公園によると、水は引いたが、泥などが芝の上に残った状態という。チームは急きょ、ホームのBMWスタジアムで練習した。
J1横浜マは、15日に練習する予定だった横浜市内のグラウンドが浸水で使えなくなり、神奈川県厚木市内の施設に、練習会場を変更した。J3長野の練習場「千曲川リバーフロントスポーツガーデン」も水没した。14日に水は引いたものの、当面は使用できず、別の練習場所を探す。
荒川沿いにあるプロ野球ヤクルトの2軍施設「戸田球場」(埼玉県戸田市)も、水につかった。10月中の練習は戸田と神宮球場の室内練習場で行うという。
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