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 物流大手は台風19号の影響で止まっていた多くの地域での配達を15日に再開した。水が引いてトラックが通れる場所が増えてきたためだが、同日昼の時点で全面再開に至っていない地域も残る。

 ヤマト運輸は、長野県の千曲市や上田市など荷受けと配達を中止していた地域の大部分で、15日からサービスを再開した。ただ浸水の影響が残る長野市の一部地域、宮城県の丸森町と角田市あての荷物は、全国で受け付けをとめている。

 また福島や長野など、4県の計10カ所の集配センターは、冠水被害で営業を止めている。他の集配センターで代替するなどし、大きな影響は出ていないとしている。

 佐川急便も、福島県本宮市と伊達市で、一時中止していた集配を再開した。

 一方、長野県の長野市など一部地域、宮城県の丸森町と大郷町では、集配の中止が続く。

 長距離の輸送能力が下がっていることから、北海道宛ての荷物の受け付けを、東京23区を除く関東地方で中止している。

 日本通運は15日の正午時点で、企業から企業へ荷物を運ぶ「アロー便」の集配を、福島や長野など東北・関東甲信の11都県の一部地域で中止している。道路の復旧に伴い、順次再開される見込み。

 また、山梨や長野などと首都圏を結ぶ中央道や上信越道が通行止めとなっている影響で、配達の遅れが発生しているという。(高橋尚之)