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 各地に大雨被害をもたらした台風19号で、16日朝までの朝日新聞の集計によると12都県で計75人が死亡し、13人が行方不明になっている。東日本の広い範囲で河川が氾濫(はんらん)し、福島や長野、宮城など13都県で計約4500人が避難生活を余儀なくされた。この日の朝は被災地の多くで気温が10度を下回り、各地で今季最低を記録。先行きの見えない暮らしが続くなか、避難するお年寄りらは疲れをにじませている。

 那珂川やその支流が氾濫(はんらん)し、大規模な浸水被害が起きた水戸市では、4カ所の避難所に計約110人が身を寄せている。

 最多の約80人が避難生活を送る市立飯富中学校の体育館では16日朝、地元で地域活動をする団体のメンバーが作った温かいみそ汁がふるまわれた。

 体育館内には32の災害用テントが並び、各家族が自分たちのスペースで食事をとる。避難者のほとんどが高齢者で、市の保健師が毎朝各テントをまわり、血圧検査などをしている。

 同市岩根町の無職、海野修一さん(53)は15日午後、隣の城里町の避難所から移ってきた。夜は冷え込み、マットを布団代わりに毛布やアルミシートにくるまって寝た。53年暮らした家は床上約70センチが浸水。水の音で目覚めた時には、すでに足首あたりまで水がきていた。水が引いた14日、いったん自宅に戻ったが、泥だらけになった部屋を見て、片付ける気力をなくした。「今何かをやろうと思えない。仮設住宅に入れるまで、ここで過ごすつもりです」

 12日夜、台風が近づく前に妻(75)と一緒に避難した無職大信勝男さん(76)。自宅は床上浸水し、電化製品や家具は泥水で使えなくなった。日中は自宅を片付け、食事の度に避難所に戻る。「避難所はみんなよくしてくれるが、やっぱりうちで寝たい。なんとか早く家に戻れるようになれば」と話した。

 水戸市藤井町の派遣社員、梶山…

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