板倉大地
ハクチョウの飛来地として、国の特別天然記念物に指定されている青森県平内町の夏泊半島一帯。ハクチョウは毎年春先に北へと飛び立ち、10月下旬に再び飛来するが、今年はけがをしたハクチョウが1羽、仲間が去った後に残された。平成から令和へ元号が変わる時期に取り残されたその1羽は、「平成君」と名づけられた。
飛来するハクチョウの数を日々記録している「平内町白鳥を守る会」によると、夏泊半島では例年、千羽近いハクチョウが羽を休めるという。秋にシベリア方面から飛来するハクチョウは、町内の浅所海岸や付近の川で越冬し、再び北へと旅立っていく。今春は4月19日、最後の5羽が飛び立った。
しかし、「守る会」副会長の三津谷武志さん(69)は翌20日、町を去ったはずのハクチョウのうちの小さな1羽が、まだ川にいることに気がついた。左の羽の位置が、少しだけ下にずれている。「けがをして飛べないんだとわかった。キツネに引っ張られたら危ないと心配していた」
三津谷さんは、この1羽に「平…
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