【動画】月面走行車をつくる愛知県立愛知総合工科高校の学生たち
月で遊べる車を作っちゃおう――。
愛知県立高校の専攻科でものづくりを学ぶ学生たちが、超小型の月面走行車を開発し、24日に開幕する東京モーターショーに出展する。187の出展企業・団体のうち高校(専攻科)は同校だけ。地球と月の環境の違いを考慮し、単なるコンセプトカーではなく、実現性の高さを追求したという。
名前は「TRE(トレ)―Ⅳ(フォー)」。四輪で全長160センチ、幅80センチ、高さ140センチ。リチウムイオン電池でモーターを動かして走る。
県立愛知総合工科高校(名古屋市千種区)の専攻科で学ぶ2年生6人が製作した。専攻科は高校を卒業した人たちがより高い技能を学ぶ2年制の教育課程で、「TRE―Ⅳ」は授業の一環として1年半以上かけて開発した。
月の重力は地球の約6分の1しかなく、通常の四輪車だとハンドルを切った時に摩擦力が足りず、氷の上のように滑ってしまう。そこで曲がる際にタイヤが斜めに傾く構造にし、遠心力を加えることで、地球上と同じような安定性を確保したという。
月面は「レゴリス」と呼ばれ…
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