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 第72回秋季東北地区高校野球大会(東北地区高野連主催、朝日新聞盛岡総局など後援)は17日、岩手県営野球場で準決勝2試合があった。鶴岡東(山形1位)は、仙台城南(宮城3位)に10―0で六回コールド勝ちし、初の決勝進出を決めた。

 大会は来春の選抜大会の出場校を決める重要な判断材料になる。東北地区の出場枠は2校で、鶴岡東の出場が濃厚となった。

 18日午前10時から同球場で行われる決勝で、仙台育英(宮城1位)と対戦する。

甲子園の舞台 更に近づきたい 鶴岡東・馬場和輝選手

 一回表無死満塁の先制機で、4番に座る馬場和輝選手(2年)に打席が回ってきた。「甘い球は打っていこう」。4球目の直球を振り抜いた。「打ち損じたか」と思った打球は左翼手の前ではずんだ。2者が生還。後続からも2本の適時打が生まれ、初回に5点を挙げた。

 この日は二回にもリードを広げる適時二塁打。さらに三回には押し出し四球を選び、計4打点と4番の仕事を果たした。

 今夏の山形大会は20人のベンチ入りメンバーに入ったが、甲子園の登録メンバー18人からは外れた。その悔しさから「常に試合を想定して練習をしよう」と心がけた。「簡単なミスが減った」と手応えも感じ始めているという。

 持ち味は「強くバットが振れること」だが、試合では「後ろに良いバッターがいる」ことからつなぐことを意識しているという。

 打線は好調で、東北大会は3試合とも10得点。主軸を担う馬場選手は「走者をため、相手の隙をしっかりと狙えている」と分析している。

 秋の東北大会では初めての決勝進出を決め、チームは来春の選抜出場に大きく近づいた。「甲子園でプレーするのが夢。決勝でも一つひとつを積み重ねて、更に甲子園の舞台に近づきたい」(鷲田智憲)