拡大する写真・図版 10月14日に取り上げた赤ちゃんを抱く坂本フジエさん=10月17日、和歌山県田辺市

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 95歳の助産師、坂本フジエさん=和歌山県田辺市=が今月、助産の仕事から退いた。現役国内最高齢とみられ、約5千人の赤ちゃんを取り上げてきた坂本さん。70年超の助産師人生を「みんなの愛情に応えてくれる赤ちゃんは神様。一人一人の誕生に立ち会えて幸せだった」と振り返る。

 JR紀伊田辺駅から東に約500メートルの住宅街。「年中無休」などと書かれた看板の立つ2階建ての建物が、坂本さんの助産所だ。1階に赤ちゃんを取り上げる部屋や産後に母子が寝泊まりする和室がある。

 14日朝、男の赤ちゃんが生まれた。「痛いのはおなかの収縮の動き。大丈夫やで」。坂本さんは出産中の母親(38)を励まし続けた。助産所に来て約4時間でお産を終えた母親は「親身に付き添ってくれたおかげで安心できました」。

 20日、最後となる赤ちゃんを取り上げた坂本さんは「いい平和なお産ができました」としみじみ語った。

 坂本さんは田辺市の隣のみなべ…

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