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 三次元地図や信号機の切り替えタイミングといった情報を活用する自動運転の実証実験が、東京のお台場や有明周辺など都心の臨海部で始まった。羽田空港へ続く高速道路などで、自動車が本線に合流する際に本線を走っている車の情報を受け取ってスムーズに合流できるようにする。最終的には100台規模で実験し、通行量が多い道路での安全性向上を目指す。

 実験は、産学官が連携して研究開発する内閣府の「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の一環。国内外の自動車メーカーや部品メーカー、大学など28機関が参加、2021年3月までデータを集める。

 今回の実験では、すべて運転席に人が乗って、いざという時に対処する。SIPのプログラムディレクターの葛巻清吾・トヨタ自動車フェローは「運転手のいない車が走れるようになるのはまだ先かもしれないが、自動運転技術は進歩していて、実用化できるものはたくさんある」と話した。(合田禄)