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 台風19号による強風で巻き上げられた海水が電線などに付着したことによる「塩害」が原因とみられる停電が18日、山口県内で相次いだ。福岡県内でも電線から火花が散り、55件の119番通報で消防車が出動した。

 中国電力によると、山口県防府市で18日午前2時5分ごろから約20分、午前6時55分ごろから約40分、最大で約3千戸が停電した。山口県萩市でも午前6時50分ごろから約50分、最大で約2800戸が停電した。

 中国電によると、いずれも台風19号による強風で巻き上げられた海水が付着した絶縁体の碍子(がいし)に、雨が降って故障したことが原因の可能性があるという。担当者は「台風19号で強い風が吹いた。雨が激しいと海水も流れるが、強風だけだったので塩分が残った可能性がある」と話した。

 福岡県内でも「電線から火花が出ている」との通報が相次いだ。福岡市消防局によると、17日から18日午前9時までに福岡市で14件、福岡県宗像市で41件の119番通報があり、消防車が出動した。九州電力の担当者によると、台風19号の風で海水が電線のカバーの小さな傷から染み込んで乾燥。雨で通電し、ショートしたとみられるという。

 福岡県久留米市では午前8時10分から最大で約2820戸が停電した。電柱の一部が壊れ、垂れ下がった電線が接触したことが原因とみられ、台風19号の強風が影響した可能性もあるという。