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 広い範囲で大雨の観測記録を更新し、堤防が決壊して深刻な浸水被害をもたらした台風19号。昨年は大阪湾を中心に台風21号の被害が出た。これ以外にも、台風によって毎年のように、土砂災害や水害などが各地で発生している。このところ、強い台風が日本列島を襲うようになったように思える。地球温暖化の影響はあるのか。将来はどうなるのか。京都大防災研究所の竹見哲也准教授に聞いた。

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 ――温暖化と台風は関係しているのですか?

 台風は積乱雲のかたまりです。積乱雲が発達する条件として高い海水温があります。しかし、それだけではなく、上空の高度による風の強さや気温の変化も重要です。

 温暖化が進むと高度による気温変化が小さくなり、大気は安定して、積乱雲が発達しにくくなります。そのため、台風の発生頻度は低くなります。

 ただし、気温が上がると大気中の水蒸気量が増えます。台風が発達するエネルギーを得やすくなり、ひとたび強い台風が発達すると、さらに強まる可能性があるということです。台風が大型化するという推定結果もあります。

 なので、温暖化によって台風の発生頻度は減るが、猛烈な台風はより猛烈になると予想されます。

 将来、温暖化によって気温が4度上昇したという条件で、伊勢湾台風が発生したらどうなるかシミュレーションしました。中心気圧は10ヘクトパスカル程度低くなり、勢力を保ったまま北上して、より強い台風として日本に上陸するという結果が出ました。

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