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 15~39歳のAYA(アヤ)(Adolescent and Young Adult=思春期と若い成人)世代は受験、就職、結婚、出産などを経験する時期にあたります。幅広い支援が、この世代のがん患者に求められています。

 大阪府藤井寺市の松安祥子さん(29)は悪性リンパ腫の後遺症で体のまひが残り、車いすを利用している。介護する父規雄(のりお)さん(61)と二人ぐらしだ。

 祥子さんはIT企業で働き始めて1年がたった2013年春、せきが続くようになった。胸のX線検査で悪性リンパ腫だとわかり、すぐに手術を受けた。規雄さんがドナーとなって造血幹細胞移植をしたが、合併症によるつらい腹痛は続き、退職した。

 規雄さんも高齢の母親の介護と娘の治療が重なり、30年続けた仕事を退職した。貯金も底を突き、今の収入は祥子さんの障害年金のみ。祥子さんは「治療後もずっと体がしんどい。この先どうしたらいいのか」と訴える。

 祥子さんは大阪府立成人病センター(現・大阪国際がんセンター)に入院中、同世代の血液内科医の多田雄真さん(33)が精神的な支えとなった。趣味のゲームの話で盛り上がり、検査結果が悪くてイライラして、規雄さんにきつく当たったときも、「大丈夫?」と声をかけてくれた。

 経済的にも困っていたため、多田さんの勧めで障害者手帳をとり、月10万円の医療費が市の制度で1日500円の窓口負担になった。多田さんは「経済的に困っている家庭は少なくない。AYA世代は制度のはざまで、利用できる制度が少ない」と指摘する。

 治療費には様々な助成制度があ…

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