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台風19号支援通信

 台風19号で大きな被害を受けた地域では、少しの雨でも浸水や洪水などの被害が起きるおそれがある。

 自宅への浸水を防ぐ手立てとして有効なのが「土囊(どのう)」だ。土囊を家屋の周りに置いたり、排水路の周りに囲んだりすることで浸水の可能性を小さくすることができる。また、浸水した水の排水路を土囊で作ることも可能だ。

 ただ、土囊にはまとまった量の砂や土が必要なため、すぐに用意するのは簡単ではない。防災・危機管理アドバイザーで「防災システム研究所」(東京)所長の山村武彦さんは、手作りの水囊(すいのう)を提案する。

 まず、40~45リットル程度のごみ袋を2枚重ね、そこへ水10~15リットルほどを入れる。ごみ袋から空気を押し出して、口をねじって縛れば水囊が完成する。

 次に、玄関や出入り口などに防水シートを敷き、段ボールを並べてその中に水囊を入れる。この段ボールを防水シートで包めば、止水板代わりに使える。

 「水害時は1階のトイレや浴室、洗濯機などの排水溝から泥水が逆流して『排水溝逆流浸水』が発生する可能性があります」と山村さん。これを防ぐのにも水囊が有効だという。トイレの便器の中やお風呂場、浴槽、洗濯機などの排水溝の上に置けばいい。

 国土交通省もホームページで「家庭で役立つ防災」(https://www.hkd.mlit.go.jp/rm/bousai.pdf別ウインドウで開きます)を掲載。その中で、土囊の代用品として水囊のほか、プランター、ポリタンクなどを使った浸水対策を紹介している。(有近隆史)