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 「たくさん集まってくれた」と中小企業を喜ばせた就職説明会の参加者は、ほとんどサクラだった――。公費が投じられた事業の趣旨や、人材確保に必死な企業の思いを踏みにじる背信行為の実態を追った。

 8月3日土曜日、人材サービス大手「マンパワーグループ」のオフィスが入る東京・浜松町のビルで、水道や空調設備の管の設置を仕事にする「東京都管工事工業協同組合」の就職説明会が開かれた。

 「よろしくお願いします」。午前10時前、厳しい暑さの中、作業着に身を包んだ会社側の説明者らが案内係に頭を下げて入っていく。同時に、友人らしき2人組、3人組の学生らもエレベーターに乗り込んだ。

 説明会ではまず、8企業が「ライフラインを支える仕事」の魅力をそれぞれPR。少人数に分かれての座談会と続いた。43人という想像以上の参加者の多さに、組合幹部は「マンパワーさんがよく頑張ってくれた」と喜んだという。

 午後1時ごろ、学生らがビルか…

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