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 来季も「FC町田ゼルビア」のままで――。サッカーJ2町田は17日、「FC町田トウキョウ」と名称変更するとしていた方針について、来季は現行の名称を継続すると発表した。チームロゴやマスコットも変更しないという。

 町田の名称変更を巡っては、昨年10月に経営権を取得したサイバーエージェントの藤田晋社長(クラブオーナー兼務)が今月11日、サポーターミーティングで来季にもチーム名を「FC町田トウキョウ」に変更する方針を表明。「サポーターの声を聞いて欲しい」といった異論が相次ぎ、藤田社長は決定をいったん保留した。あるクラブ幹部は「見通しや認識が甘かった」と話していた。

 この日の発表によると、藤田社長はJリーグと協議して名称などを変更しないと決めたという。「2020年は新しいクラブハウスを建設中の時期でもある。この間に時間をかけて多くのサポーターと意見交換し、21年シーズンより一丸となって気持ちよく新たなスタートを切りたい」とコメントを出した。

 また、「反対意見をくれたサポーターの思いは十分に伝わりました」とも説明。1998年から使う「ゼルビア」という名称をなくすことに強い反発があったことから「FC町田トウキョウ」を新名称にするのは難しいと考え方を変えたという。その上で「現段階では、『町田』を軸にチーム名に『東京』を入れ『ゼルビア』を残すことで良い着地を目指せるのではと考えています」とした。

 町田は、ホームの町田市立陸上競技場の改修や、サイバーエージェントの支援によるクラブハウスの整備計画が進んだことで、J1に参入するために必要なJ1ライセンスを取得した。ただ、チームは19位と低迷し、今季のJ1昇格の可能性はなくなっている。(勝見壮史)