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 埼玉県吉川市美南地区に来年4月に開校する市立吉川中学校の制服について、同市教育委員会はスカートとスラックスを自由に選べるようにする。「『女子はスカート』など、性別への固定的なとらえ方を解消したい」と説明。同市では初の試みだという。

 吉川中は吉川美南駅周辺の人口増加に対応するため、市内4番目の中学校として開校準備が進み、生徒数は400人前後を見込む。昨年夏から検討委員会で制服のあり方を論議してきた。「性別に関係なく誰でも自由に選べる制服」のコンセプトで制服デザインを決めた。

 女子には男子との体形の違いを考慮して、やや細身の女子用スラックスを用意し、スカートとスラックスどちらでも可とする。男子もスカートを選ぶことができ、ネクタイとリボンも選択できる。夏服は、男女兼用のポロシャツを採用する。価格は冬服3万2千円前後、夏服1万5千円前後となる予定だ。

 市教委学校教育課は「LGBTなど性的少数者への配慮だけでなく、『冬はスカートよりスラックスをはきたい』など、実用的な観点からも多様なニーズに応える制服にしたい」としている。(米沢信義)