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 中国を9月に訪問した北海道大の40代の男性教授が、北京で中国当局に拘束されていることがわかった。日中関係筋が18日、明らかにした。容疑は不明だが、反スパイ法や刑法違反に問われている可能性がある。教授は日本人で、中国政治などが専門。過去に防衛省防衛研究所や外務省に勤務した経験がある。

 中国当局は2014年にスパイ行為を定義した反スパイ法を制定し、15年にも取り締まりのための国家安全法を施行。外国人らによる国内での情報収集活動に対する警戒を強めていた。

 中国では15年以降、スパイ行為に関係したとして、日本人の男女計13人が拘束された。いずれも民間人で、国立大教授という準公務員が拘束されたのが明らかになるのは初めてだ。(北京=冨名腰隆)