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 国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の米航空宇宙局(NASA)のクリスティーナ・コーク、ジェシカ・メアーの両宇宙飛行士が18日、2人だけで宇宙空間で作業する船外活動を行った。女性だけの「宇宙遊泳」は史上初めて。

 2人は7時間17分にわたりISSの外に出て、故障した太陽光発電システムを制御する部品を交換する作業などを行った。

 AP通信によると、これまでに船外活動をしたのは、今回初めて行ったメアー飛行士を含め228人。そのうち女性は1984年の旧ソ連の宇宙飛行士以降15人のみ。これまでの女性の船外活動は男性飛行士と一緒に行われていた。

 18日、トランプ米大統領は、船外活動中の2人と交信し「歴史的だ。素晴らしい仕事をした」とたたえた。メアー飛行士は「そんなに称賛を受けたくありません。私たちより先に多くの女性が宇宙遊泳しています。自分たちの仕事をしたまでです」と答えた。

 女性だけの宇宙遊泳は3月に計画されていたが、適切なサイズの宇宙服が2着なかったため延期に。宇宙開発が男性中心で考えられてきた性差別の表れだ、と批判された。米国は2024年に目指す有人月面着陸で初めて女性を月面に送る予定だ。(ワシントン=香取啓介)