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 台風19号が豪雨をもたらしてから、19日で1週間が過ぎた。宮城県内では17人が亡くなり、2人の行方がわからない。雨の中で避難を呼びかけていた人、身を寄せ合っていた家族――。穏やかな日々があの日、断ち切られた。被害の大きかった地域では、なお避難や冠水が続く。

息子「孝行したいと」 丸森・大槻さん

 丸森町子安地区では4人がいた家が流され、警察や自衛隊の捜索が続く。18日、初めて現場に重機が入るのを、大槻恵太さん(36)=名取市=が見守っていた。捜索隊とすれ違うたび、「雨の中ありがとうございます」と深く頭を下げた。土台だけになった実家ではあの日、母利子さん(70)と祖母竹子さん(92)が暮らし、叔母の小野正子さん(67)と夫新一さん(67)が避難していた。

 恵太さんは父を2歳で亡くし、…

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