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ブリュンヒルドゥル・ヘイダル・オグ・オゥマルスドッティルさん(アイスランド女性権利協会事務局長)

 世界経済フォーラムの男女格差ランキングで、アイスランドは10年連続1位を誇り、「世界で最も男女平等な国」と言われる。一方で日本はここ10年、じわじわと順位を下げており、昨年は149カ国中110位だった。毎年、複雑な思いで記事を書いている記者が聞いてみた。「どうすれば男女平等な国になるんですか?」

 ――日本では昨年、複数の大学の医学部入試で女性が不利に扱われたことが明らかになり、大スキャンダルとなりました。批判の一方で、「女性医師が仕事と家庭を両立させるのは困難」などとして、容認する声もありました。

 「この露骨な差別を知った時はとても驚きました。性別を問わず最適な人材が医師になるべきですし、アイスランドでは医学部を卒業するのは男性より女性の方が多いのです。そもそも人口34万の私たちのような小国では、こうした差別によって優れた人材を無駄にする余裕はありません」

 ――日本の順位が低い理由の一つは、女性議員の少なさです。「政治は男性がするもの」というイメージが依然、あるのですが、アイスランドではどうですか。

 「『政治は男性のもの』!? ノー、ノー、ノー! 全くありません。女性も男性と同様に意思決定にかかわることは、もうありふれた光景です。ごめんなさい、質問の意味が理解できませんでした」

 ――「10年連続、世界一」という評価を、アイスランドの人々はどのようにとらえていますか。

 「私たちはとても小さな国ですが、世界一ジェンダー平等の国という評価は大きな強みであり、誇りです。国民の重要なアイデンティティーの一つであり、どの政党も『さらなる平等を目指そう』という一点では一致しています。世界一であることは、政府に圧力をかけるツールとしても有効です」

 ――昔から男女格差のない国だったのですか。

 「いいえ、つい40年前までは…

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