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 太平洋戦争の転換点となったミッドウェー海戦で沈没した旧日本海軍の空母「加賀」が、太平洋の水深5400メートルの海底で77年ぶりに発見された。戦時中に沈没した船を海中で探索する米国の財団が17日、発表した。

 「加賀」は太平洋戦争の始まりとなった1941年12月の真珠湾攻撃に参加。だが、42年6月のミッドウェー海戦で、他の主力空母だった「赤城」「蒼龍(そうりゅう)」「飛龍(ひりゅう)」とともに、日本の暗号を解読していた米軍の攻撃を受けて沈んだ。これを機に、戦況は一変したといわれる。

 加賀を発見したのは、米マイクロソフトの共同創業者、ポール・アレン氏(昨年10月に65歳で死去)が設立した財団。発表によると、ハワイ沖を数週間かけて調べ、発見にいたった。AP通信などによると、同財団はこれまでに戦艦「武蔵」など31隻を発見。ミッドウェー海戦で沈没した船は初めてという。

 加賀など旧日本海軍の空母をめぐっては1999年、別の米海底調査会社も船体の一部とみられる残骸を発見したと発表していた。(モントリオール=藤原学思)