フィギュア田中刑事「何か発信できるような選手に」

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構成・大西史恭
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 フィギュアスケート男子のグランプリ(GP)シリーズに出場する田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)が朝日新聞の取材に応じた。田中は第2戦のスケートカナダ(10月25~27日)、第4戦の中国杯(11月8~10日)にエントリー。試合はテレビ朝日系列で放送される。記者との主なやりとりは以下の通り。

 ――9月に米国であったUSインターナショナルで優勝。最高のシーズンスタートを切りました。

 「珍しく(笑)。でも、実際、自分の中でやりたかったことは、シーズンスタートでどこまで体力を戻せたか、シーズンオフをふまえて、どれだけ練習できたかを確認したかったので。それはある程度できたかな、と思えるところはありますね」

 ――シーズンに入る気持ちが今までと違いましたか。

 「いつもと違うわけではなく、夏の合宿でスタミナとプログラムをどれだけ滑り込めるかなと思って。合宿が終わって、そこからちょっと期間があいた試合だったので、合宿の成果を出せるかなと思いながら試合にいったので」

 ――合宿では新たな試みをしましたか。

 「いや、シンプルに滑り込むということ。本当に技術を鍛えるというか、どこまでシーズンに向けて練習を積めるかなというのが課題でした」

 ――4回転ジャンプの成功率は上がりましたか。

 「そこは練習を重ねたものがしっかり出たので。特別に何かできたというわけではなく、練習を重ねたものが少しずつ、いつもより早めに形にできている感じです」

 「去年のシーズンに入る前に…

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