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 岡山市内で開かれていた主要20カ国・地域(G20)の保健大臣会合が20日、閉幕した。高齢化への対応や感染症対策などで各国が合意し、大臣宣言を採択した。開幕前に懸念された会場周辺の渋滞や混雑は起きず、会合は滞りなく二日間の日程を終えた。

 宣言採択後に記者会見した加藤勝信厚生労働相は「大阪サミットで首脳陣から託されたミッションを保健担当大臣として受け止め、今後取るべき具体策を示すことができた」と成果を強調。自身の選挙区がある岡山での開催については「地元で日本初の保健大臣会合を開催し、議長役を務めたことは大変光栄。海外のトップリーダーの方々に日本、特に岡山への理解を深めて頂いた。インバウンド的な意味での展開も強く期待したい」と話した。

 大臣宣言には、今回の会合で議論された「UHC(ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ)の達成」▽「高齢化への対応」▽「健康危機への対応(薬剤耐性含む)」の三つのテーマなどに関する52項目が盛り込まれた。

 保健大臣会合で初めて主要議題として取り上げられた「高齢化への対応」については、認知症の予防と共生社会の実現や保健医療分野だけでなく、雇用、住宅分野などが連携した高齢化対策の重要性などが確認された。(沢田紫門)