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(20日、ラグビー・ワールドカップ準々決勝 ウェールズ20-19フランス)

 華麗さなどみじんもない。しかし、ウェールズには粘りがある。耐えて耐えて、4強の座をつかんだ。

 後半8分にラフプレーで相手が退場し、1人多い状況でもなかなかトライを奪えなかった。しかし6点を追う後半30分過ぎ、攻めに攻める。敵陣ゴール前で相手ボールのスクラムを押す。バランスが崩れたところにSHのT・ウィリアムズが必死に絡み、モリアーティのトライを引き出した。逆転ゴールが決まり、1点差で勝利した。「選手はネバー・ギブアップの精神を失っていなかった」とガットランド監督は言った。

 ウェールズとフランスはともに欧州の伝統チームだが、W杯での対戦は2011年準決勝の1度しかなかった。そのときはウェールズが退場者を出し、1点差で敗退。今回はその正反対の結果となった。主将のA・ジョーンズは「今日のような試合で勝つために準備してきた」。誇らしげに語った。(恵藤公浩)

フランス、一発退場響く

 フランスは後半早々、ロックのバハマヒナがラフプレーで一発退場。これが痛かった。前半はFW、バックス一体となった攻撃で序盤に連続トライを奪うなど流れをつかんだが、数的不利となった後半は無得点。ブルネル監督は「(退場で)流れが変わった」とがっくり。自国開催の次回大会に向け「若い選手はいい経験を積んだ」と期待した。