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(20日、ラグビー・ワールドカップ準々決勝 日本3-26南アフリカ)

 2と6。前半の日本と南アフリカの反則の数だ。南アの一つは、プロップのムタワリラの危険なタックル。イエローカードで相手が1人少ない間に日本はPGを決め、接戦のまま折り返すことができた。

 序盤から南アにスクラムやモールを押され、体が崩れ落ちてしまいそうな時も日本は持ちこたえた。前進されても戻り、決められたラインからの防御を繰り返した。チーム内で言われてきた「規律」の順守。それが、W杯を2度制した南アのいらだちを誘った。

 1次リーグでは頭部への危険なタックルを取り締まるため、レフェリーが多くのカードを出した。その中で、日本はカードをもらっていない。練習から厳しく自らを律してきた成果だ。

 後半は南アの圧力に屈して反則が増え、PGで点差を広げられた。「4年前は力でねじ伏せようとしてきたけど、南アは勝ちにこだわるチームになった」とSH田中。トータルの反則数は互いに8。反則をしない尊さと、してしまった時の重み。両方を実感する初の準々決勝となった。(野村周平)