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 ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会の準々決勝で、日本は20日、東京スタジアムで南アフリカと対戦。決勝トーナメントでは、前後半80分間で決着がつかなかった場合、ラグビー界では珍しい延長戦に持ち込まれる。大会規則では、そこでも決着がつかない場合、さらにその次の場合と、詳細なルールが定められている。サッカーのPK戦に近いキック合戦もある。

 ラグビーはトライが5点、PGとDGが3点、ゴールが2点と得点が分かれており、同点で終わるケースはサッカーなどに比べて少ない。それでも同点で前後半が終わった場合、大会規則によると、5分間の休憩後、前後半10分間ずつの延長戦がある。

 そこでも同点だと、5分間の休憩後、どちらかが得点した時点で試合が終わる10分間の「サドンデス方式」(再延長戦)が行われる。

 そこでも決着がつかない場合は「キッキングコンペティション」となる。サッカーのPK戦のようなもので、最後までプレーしていた選手の中から5選手を両チームが選び、22メートルライン上の正面、左中間、右中間と、定められた位置から順番にプレースキックを蹴り、多く決めた方が勝利を手にする。

 W杯の1次リーグは引き分けがあるため、延長戦はない。2003年の決勝が延長戦にもつれ込み、イングランドがウィルキンソンのDGで豪州を下して初優勝した。日本では昨年12月、トップリーグの順位決定トーナメント準決勝サントリー―ヤマハ発動機が延長戦になった例がある。(河野正樹