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(20日、プロ野球日本シリーズ ソフトバンク6-3巨人)

 唯一のピンチは七回だった。2死一、三塁で打席には阿部。「内角に強い球を投げれば打ち取れる」。逃げずに131キロのストレートで、詰まらせた。

 「強いまっすぐが自分の生命線」。この日は130キロ台後半を記録した直球と、緩い変化球の組み合わせが抜群。凡打に、空振りを誘い、日本シリーズの先発では歴代5位となる七回2死まで無安打の快投をみせた。工藤監督でさえ、「大記録が出るかも」とうなった。

 プロ2年目の今季は本格的に先発に転向した。当初は、開幕ローテーション6人の6番手だった。そこからチーム2位の12勝を挙げ、規定投球回数もクリア。柱に成長した。

 23歳の右腕には、夢がある。「下手投げは技巧派と言われる。そのイメージを、僕は覆したい」。その覚悟の通り、7回を被安打1、5奪三振で無失点。前日に投げたエースの千賀すらしのぐ内容で、「本格派」を印象づけた。

 「アンダースローでもこんな球が投げられる。注目される舞台で、これからもみせ続けていきたい」(藤木健

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